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焼き肉で前立腺がんのリスクが大幅に増加!?
◎焼き肉をよく食べる男性と、ソーセージなどの加工肉製品が好きだという男性は、前立腺がんに注意してください。
◎ 17万5000人以上の男性を対象とした研究結果は、牛肉や豚肉などの赤肉とソーセージやベーコン、ハムのような加工肉製品を多く食べる男性は、すべてのステージの前立腺がん、特に危険な進行性の前立腺がんのリスクが高くなると示唆しています。
◎赤肉の摂取と前立腺がんのリスクとの関係を調べたこれまでの研究結果は一貫していません。このため、赤肉や加工肉が前立腺がんのリスク要因であるかどうかは結論に至っていません。
◎この最新の研究結果はこの課題を解決していませんが、加工肉製品と、網焼きや鉄板焼きのような高温調理された赤肉は、特に前立腺がんと強く関連するようだと示唆しています。
◎米国の国立がん研究所のラシュミ・シンハ(Rashmi Sinha)氏らの研究結果が、American Journal of Epidemiology誌11月号に発表されました。
◎この研究では、9年間の追跡調査が行われた 50〜71歳の 17万5,343人の男性のデータを分析しました。男性は米国の大規模な前向きコホート研究の登録者です。
◎研究開始時に、男性は、調理法も含めて食物の摂取量と頻度を尋ねるアンケートに回答しています。また、このデータから、研究者は発がんに関連する特定の化学物質の摂取量を算出しました。
◎追跡期間に1万313人が前立腺ガンの診断を受けて、このうち 1,102人は進行がんでした。419人が前立腺がんで死亡しました。
◎研究者は、それぞれの摂取量で5グループに分けて、最も多いグループと最も少ないグループを比較しました。分析に当たっては、喫煙、運動習慣のような他の影響する要素が考慮されました。
◎赤肉の摂取量が最も多いグループの男性は、総合的な前立腺がんの発症リスクが 12パーセント増加しました。
◎進行がんに限ると、赤肉の摂取量が最も多い男性は、前立腺がんの発症リスクが 31パーセント増加しました。
◎また、ベーコンやソーセージのような赤肉の加工食品も同様に前立腺がんのリスクを増加させました。摂取量が最も多い男性は総合的なリスクが 21パーセント増加しました。
◎進行がんに限ると、赤肉の加工食品の摂取量が最も多い男性はリスクが 32パーセント増加しました。
◎しかし、鶏肉など家禽類(白肉)の加工食品は前立腺がんのリスクに関連しませんでした。
◎そして、直火焼きや網焼き、鉄板焼きのような高温の調理法が前立腺がんのリスクを高めることも発見しました。
◎高温調理された赤肉を最も多く食べた男性は、総合的な前立腺がんのリスクが 11パーセント増加して、進行がんではリスクが 36パーセントも増加しました。
◎高温の調理は、動物の研究で発がん作用があることが分かっている多環式芳香族炭化水素(PAHs)と複素環アミンを含む、特定の化学物質の生産につながることがわかっています。今回の結果は、この仮説に沿うものです。
◎さらに、多環式芳香族炭化水素(PAHs)の摂取量で調べても、最も多い男性は、総合的な前立腺がんのリスクが9パーセント増加して、進行がんのリスクが 28パーセント増加しました。
◎また、ソーセージやハムなどの加工肉製品に保存剤として使用されている亜硝酸化合物や硝酸塩の摂取量が多いことは、進行性の前立腺がんのリスクを増加させました。亜硝酸塩と硝酸塩はニトロソアミンと呼ばれる発がん物質の生産を促進します。
◎亜硝酸塩と硝酸塩の摂取量が最も多い男性は、進行性の前立腺がんのリスクが 24〜31パーセント増加しました。
◎他に、赤肉に多く含まれるヘム鉄の摂取量が最も多い男性は、総合的に前立腺がんのリスクが9パーセント増加して、進行がんのリスクが 28パーセント増加しました。
◎これらの結果は、特定のタイプの赤肉が前立腺がんの発症を促進するという潜在的メカニズムを示していると、この研究者は述べています。赤肉と加工肉は、ヘム鉄、亜硝酸塩/硝酸塩、高温調理を含むメカニズムを通して、前立腺がんの発症と関連するようです。
◎前立腺がんで、特定の肉とそれに含まれる化学物質がリスク因子であるかどうか証明するために更なる研究が必要であると結んでいます。
11/6/2009
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