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コレステロールの治療薬が愛煙家、元愛煙家の肺機能を守る
◎コレステロール値の改善のため広く使用されている治療薬のスタチンに、喫煙による肺機能のダメージを防ぐ効果があると報告されました。
◎愛煙家、禁煙をした元愛煙家に関わらず、スタチン療法は肺機能の低下をかなり防ぐ、という報告がありました。
◎高コレステロール血症の治療でスタチンの使用している方で愛煙家の方は、コレステロール値の改善の他に肺機能を守る効果も得られるようです。しかし、禁煙のメリットの方が大きいことを忘れないようにと、研究者は注意しています。
◎米国のオクラホマ大学メディカルセンターのワリド・ユニス ( Walid G Younis MD ) 氏が、第72回米国呼吸器専門医師会の年次総会で、23日発表しました。
◎現在まで、喫煙による肺機能のダメージを抑える薬は知られていませんでした、とユニス氏はいいます。
◎研究は、平均年齢が66.1歳の、182人の愛煙家と303人の元愛煙家の肺の機能に対する、スタチンの効果を比較しました。238人が、平均2.7年間、スタチン療法を受けました。残りの人々はスタチンを与えられませんでした。
◎研究者は、参加者に少なくとも2つの肺機能テストを受けてもらいました。最初と最後のテストの間隔は、平均2.7年間でした。
◎最初のテストで、319人が閉塞性肺疾患 ( 気道の閉塞 ) 、99人が拘束性肺疾患、67人が正常でした。
◎ FEV1 -- 1秒間肺活量 1秒に吐き出すことができる空気量 -- を測定しました。スタチンを服用した人々には、 FEV1 値の低下が2.5パーセントでしたが、服用しなかった人々は、12.8パーセントの低下がみられました。
◎ FVC -- 努力肺活量 最大努力によって排出された空気の容積-- の値は、スタチンを服用した人々では、1.3パーセントの低下でしたが、服用しなかった人々は、10.3パーセントの低下がみられました。
◎さらに、症状が重い閉塞性肺疾患の患者は、スタチン薬物療法の後に、彼らの呼吸関連の症状での救急治療室の入室と入院の必要性が35パーセント減少しました。
◎愛煙家と元愛煙家の両方に、スタチン療法は同様に有益でした。
◎この効果はコレステロール値の改善に関連したように思えない、といいます。スタチンは、また、炎症を減少させます。リウマチの研究で、スタチンが気道の炎症を減少させるのが示された、とユニス氏は述べています。
◎スタチン療法が、肺病の進行を遅くする可能性はあります。この研究は、それを示す最初の研究です。他の研究で効果を確認する必要があります。たった今、調査結果を確証するための研究を計画しているところだといいます。
◎スタチンが、肺機能の低下率を低減するかどうか、肺ガンのリスク因子である肺気腫を防ぐかどうか、さらに肺ガンを防ぐかどうかは明らかではない、と研究者は注意しています。
◎スタチン療法は肺機能を助けます。肺ガンのような、喫煙関連の主要な殺人者から患者を守る、効き目がありません。喫煙家は、禁煙することの重要さを忘れてはいけません。
10/30/2006
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