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乳ガン検診の無病誤診と不要な治療の恐れ

◎乳ガンのマンモグラフィ検診を受けるかどうか検討中の女性のために、良いニュースと悪いニュースを提供します。

◎良いニュースは、マンモグラフィ ( 胸部 X 線写真 ) 検診が、乳ガンの死亡率を減少させるということです。新しいレビューによって、マンモグラフィ検診を受けた女性は、受けていない女性より、乳ガンで死亡するリスクが15パーセント低くなることがわかりました。

◎悪いニュースは、乳ガンの検診は、一部の女性に不要な治療を受けさせることになるようです。研究者は、マンモグラフィ検診が、おそらく治療しなくても大丈夫であろう女性の乳ガンまで診断していたことを発見しました。これは、女性が、不要な化学療法、放射線療法または乳房切除を受けていたのを意味します。

◎検診を受けた女性は、受けない女性より、30パーセント多くガンと診断されて、おそらく健康への脅威を引き起こさないガンの、治療を受けました。

◎研究チームは、10年間に乳ガン検診を受けた女性の2000人毎に、1人の寿命が延びるでしょうが、10人は不必要な治療を受けなければならないだろうということを発見しました。

◎また、2000人毎に200人の女性が、無病誤診 -- ガンを示した検査結果は存在していましたが、後に、それが間違っているのがわかった -- のために苦悩と不安を経験したのを明らかにしました。

◎マンモグラフィ検診は、塊として感じることができないくらい小さい腫瘍を検出することができます。理論的に最も早くて最も治療が可能な段階で、ガンを特定します。

◎世界中の乳ガン研究論文のレビューを含む研究結果は、デンマークの北欧コクラン・センターのピーター・ゴツシェ ( Peter Gotzsche ) 氏らによって、Cochrane Library 誌 2006 vol.4に、18日発表されました。

◎乳ガンの病歴も兆候もない女性が、マンモグラフィ検診を受けると、乳ガン死亡率が実際に減少するかどうか決定するために、延べ50万人の女性を対象とした6つの研究を、PubMedで探しだし、分析しました。1つの研究が45〜49歳の女性を含んでいましたが、大部分は45〜64歳の女性が登録していました。

◎質が高いとはいえない4つの研究では、検診を受けた女性の乳ガン死亡率は、7年後で29パーセント、13年後で25パーセント減少を示しました。

◎質の高い2つの研究は、検診による重要な利益をまったく発見できませんでした。検診を受けた女性は乳ガン死亡率は、7年後にわずかに上昇し。13年後にわずかに低下しました。

◎全体で、7年後に、乳ガンによる死亡リスクは、検診を受けた女性のほうが20パーセントの減少しました。しかし、13年後の乳ガン死亡率は同じになりました。

◎質の高い2つの研究は、乳ガンを含むガンの死亡率と、全ての原因の死亡率に対する検診の影響は、ほぼまったく見られませんでした。

◎乳ガンの検診は、乳ガンの死亡率をおそらく減少させます。研究全体で、減少は20パーセントです。しかし、研究の質が高くなると、リスクの減少は小さくなります。より合理的な評価では、相対的なリスクは15パーセントの減少です。

◎また、検診は、およそ30パーセントの増加、または、0.5パーセントの絶対リスク増加を伴う、過剰診断と過剰治療に通じます。

◎質の高い2つの研究では、腫瘤摘除と乳房切除の数は、検診を受けたグループで、31パーセント多くなりました。放射線療法の使用も同様に増加しました。

◎検診で発見されたガンのおよそ5分の1が、胸の乳管にあります。塊として感じることができないくらい小さいが、マンモグラフィでは、ほとんどいつも検出されます。

◎発見されたガンは、あるケースは進行するでしょう、あるケースは進行しないでしょう。しかし、予測する方法が全くありません。

◎これは、女性と医師が、何もしないリスクを冒す決心をするか、または不要かもしれない治療を始めなければならないのを意味します。

◎ゴツシェ氏は、検診を受ける女性は、利益と害の両方について完全な知識をもっているべきです、といいます。

◎乳ガン検診の支持者と、その組織が情報を発表するとき、一般に、利益を強調して、主要な害に関する情報を省略する、とゴツシェ氏はいいます。

◎2001年の研究で、同氏は、乳ガン検診プログラムが、乳ガンの死亡率を減少させるという説得力のある証拠が全くなかったと結論づけています。

◎乳ガン検診を受ける女性は、初期の段階では誤診の可能があることなど、利益と害の両方を認識するべきです。

◎初期の変化が、検診で発見されるとき、通常、乳ガンが発症するかどうかを予測することは可能ではありません。しかし、通常、進行を防ぐために治療が行われます。

◎命を救うために、初期段階でガンを発見しなければなりません。乳ガン検診の利益はリスクより重いと、別の専門家はいいます。

10/19/2006

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