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骨粗鬆症とガンの治療薬にアゴの骨壊死の副作用
◎この10年間ほど、多くのガン患者と骨粗鬆症患者を救ってきた治療薬---ビスホスホネート製剤---が、アゴの骨に害を及ぼすかもしれないといいます。
◎この薬は完全に安全であると考えられてきました。しかし、最近、重大な副作用---顎(アゴ)の骨の領域の死---が報告されていると、ニューヨークタイムス誌に2日、記事が掲載されました。
◎ビスホスホネート製剤は、骨の吸収を抑えることにより骨密度の減少を抑制する薬で、骨粗鬆症の治療薬のほか、ガンの骨転移にも用います。
◎骨壊死と呼ばれるアゴの状態は、真の発生状況が知られていないといいます。
◎この薬を使用する50万人の米国のガン患者の10パーセントにこの問題を発生するようだといいます。
◎この薬を低投与量、服用している何百万人もの骨粗鬆症の患者の中で、このコンディションは、ガン患者に比べて、あまり一般的でないようです。
◎アゴの問題に関するしっかりしたデータの不足は、医師と歯医者を当惑させています。歯医者の中には、アゴの骨壊死に関する心配のために、この薬を飲む患者を治療するのを拒否する者もいるといいます。
◎一方、まだアゴの骨壊死を発症していない患者の中には、もっとよく関係がわかるまで、薬を飲むのを止めると決めた人もいるといいます。
◎食品医薬品局(FDA)の広報担当者は、政府機関が問題を意識していると述べているビスホスホネート製剤のすべての薬について、顎(アゴ)の骨壊死への関係をラベルに明らかにするように、製薬会社に要求しているといいます。問題は患者が容易にこの薬を捨てることができないことです。
◎製薬会社は、すでにこの件で訴訟を抱えているそうです。
◎この問題の始まりは、2003年に、The Journal of Oral Maxillofacial Surgery 誌に掲載された、マイナミ大学のロバートE.マルクス博士(Dr. Robert E. Marx)のレターの、36人の患者に関しての報告でした。皆、ビスホスホネート製剤の静脈注射を受けたガン患者でした。骨の強い痛みをもち、外科的、内科的治療に反応がありませんでした。
◎ロングアイランドのユダヤ人病院のサルヴァトーレ・ラジェット博士(Dr. Salvatore Ruggiero)は、ビスホスホネート錠剤を飲む骨粗鬆症患者に、アゴの骨壊死を発見しています。2004年に、7人の骨粗鬆症を含む63人のアゴの骨壊死の患者に関するレポートを発表しています。
◎最近では、ハーバード大学歯学部のスクビン・ウー博士(Dr. Sook-Bin Woo)らが、The Annals of Internal Medicine 誌に5月16日、388人のガン患者、3人の骨パジェット病患者、15人の骨粗鬆症患者のケースのレヴューを発表しています。ビスホスホネート錠剤を飲む骨粗鬆症患者のアゴの骨壊死のリスクは不確実だが、注意深い観察が必要だとしています。
6/03/2006
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